TBWA博報堂クオンタム、IoT事業開発の一貫支援を行うプログラム「SPARK」を開始

株式会社TBWA博報堂は、「TBWA博報堂クオンタム」(以下クオンタム)が、UIデザインやサービスデザイン行う株式会社グッドパッチと協働し、IoT分野でのイノベーションを目指す企業向けプログラム「SPARK」を開始することを発表した。

同プログラムでは、コンセプトデザインやUXデザインといった企画部分からソフトウェアやハードウェアのプロトタイプ製作、そしてテストマーケティングまでを一貫して支援する。
デジタルファブリケーションの進化や汎用ボードの普及により、ハードウェア、IoT分野への参入は容易になってきており、その中で、価値の源泉はハードウェアの機能ではなく、ソフトウェアあるいはサービスがもたらす顧客体験(UX)へと移行している。
両社は、高度なUX達成のプロフェッショナルとして、ハードウェアとソフトウェア両面で、同プログラムを通じてIoTプロジェクトを支援していく。

プログラム内容は、以下の通り。

● Scratch Building
(アイデア出しからハードウェア・ソフトウェア双方の実製作までの一括支援)
要素技術や既存のビジネスリソースを前提にして、新たな製品/サービスを立ち上げるためのコンセプト作りやアイデア出しのワークショップから、その後のソフトウェア・ハードウェアの作りこみまでを一括して行う。

● Design Workshop
顧客、クオンタム、グッドパッチのメンバーの混成チームを組成し、2日間集中してコンセプト設計、サービス企画、ソフトウェア/ハードウェア企画までを行う。

● IoT UX Boot Camp
顧客が保有するハードウェアやサービスについて、両社が2週間~1ヶ月間にわたりUXや機能について検討を行い、ユーザー調査なども実施した上でフィードバックする。

● UI/UX Mash Up
(既存ハードウェアを活用したUXデザイン/設計/プロトタイプ製作)
既にハードウェアが完成している、または完成が近いハードウェアが存在する状態で、それに合わせたアプリケーションやサービスを、UXデザインの視点を盛り込み構築/再構築する。

● Design Advisory
クオンタム、グッドパッチの担当者が顧客企業内部での検討に同席し、UXデザインの観点に基づき、ソフトウェア/ハードウェア両面でのノウハウを共有する。