博報堂DYHD、オプトグループのソウルドアウトを完全子会社化へ
株式会社博報堂DYホールディングスは、ソウルドアウト株式会社の株券等を公開買付けにより取得すると発表した。ソウルドアウトは本公開買い付けに、賛同の意見を表明しており、博報堂DYHDは、東京証券取引所市場第一部に上場している対象者の普通株式すべてを取得し、完全子会社化することを目指す。
ソウルドアウトの親会社であり筆頭株主の株式会社デジタルホールディングスとは、デジタルホールディングスが所有する対象者株式591万4080株(所有割合54.78%)のすべてを本公開買付けに応募する旨の契約を締結済み。2021年12月31日現在の発行済株式総数は1057万9650株で、潜在株式を勘案した総数は1079万6493株で、買付予定数の下限は706万4300株(所有割合65.43%)となっている。
ソウルドアウトは、2009年12月に株式会社オプト(現株式会社デジタルホールディングス)の100%子会社として設立。東京証券取引所における市場区分の見直しに対し、プライム市場を選択する旨の申請書を提出するとともに、「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」を2021年12月15日付で開示していたが、上場廃止を前提とした本公開買付けに賛同する旨の意見を決議し、併せて本計画書を撤回することも2月9日付で決議している。
今後は顧客基盤の共有、クロスセルの推進、提供サービスの補完などのシナジーを図る。経営体制については今後協議を進める。