博報堂DYHD、2023年1Q決算は収益増ながら純利益は大きく減少

株式会社博報堂DYホールディングスは、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
収益     :1956億3600万円(前年同期比 13.5%増)
営業利益   :114億5800万円( 同 5.2%減)
経常利益   :138億7000万円( 同 4.7%増)
四半期純利益 :45億8200万円( 同 26.5%減)

種目別では、新聞、雑誌、ラジオ、テレビと4マスでは前年同期を下回った一方、マーケティング/プロモーションでは大型案件の貢献もあり大きく前年同期を上回った。インターネットメディアも前年同期を上回った。
得意先業種別では、サプライチェーン停滞の影響が大きい「自動車・輸送機器・関連品」などで前年同期を下回ったが、「官公庁・団体」「飲料・嗜好品」「外食・各種サービス」など21業種中約半分の11業種が前年同期を上回った。
販売費および一般管理費において、中期的な成長を見据えた戦略費の投下や活動費の戻りによる費用の増加があった結果、営業利益は114億5800万円(同5.2%減少)となったが、為替差益9億600万円の発生等があった結果、経常利益は138億7000万円(同4.7%増加)となった。
最終的に特別利益3億6600万円および特別損失6億6100万円を加味した税金等調整前四半期純利益は増加したが、法人税等の税金負担額76億5600万円などが影響し、親会社株主に帰属する四半期純利益は45億8200万円(同26.5%減少)と大幅減になった。