博報堂DYグループら、共同で生活者ニーズと技術シーズの情報ライブラリ「Innovation360°」を提供開始

博報堂DYグループの株式会社SEEDATA(シーデータ)と株式会社アスタミューゼは、企業のオープン・イノベーションを加速するための分析情報ライブラリ「Innovation360°」を共同で開始した。

この「Innovation360°」は、株式会社SEEDATAが独自の生活者サーベイにより構築する「消費者トライブ(※)」データベースと、株式会社アスタミューゼが独自の技術により構築した研究・技術・特許の分析データベースから抽出した情報をスクリーニングし、企業のイノベーション創発に必要な生活者ニーズと技術シーズの情報を包括的に整理分析し、レポート形式で提供している点が特徴。

※近い未来に起こりそうなイノベーションのヒントを得られる、考え方や行動を示してくれる消費者の集団のこと。

近年「オープン・イノベーション」というキーワードに代表されるように、自社の技術等リソースを活かすだけではなく、社会・生活者動向を踏まえながら他社と協働する形での新規事業開発が求められている。
しかし、有望な提携候補先の探索や自社技術を十分に活用できる新規市場への参入は、多角的且つ膨大な情報の分析が必要となり、具体的な事業推進に至らないケースが多くあった。今回の「Innovation360°」の提供により、従来はなかなか手に入らなかった「技術」と「生活者」に関する精度の高い分析データに基づく情報提供サービスが可能となった。

「Innovation360°」は2015年度中に、新規事業開発を検討されている製造業、技術開発力に強みをもつBtoB企業を対象に5~10社のモニター参加を募集いたします。モニター企業様のニーズを反映しながら提供レポートの内容を充実化・高度化していく予定。