博報堂ら、「全国タクシー」アプリの次世代化に向けたタクシークラウド広告サービスの実証実験を開始

JapanTaxi株式会社、株式会社博報堂、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、及びデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社は、全国2万3,000台以上を対象とした「全国タクシー」アプリの次世代化に向けて、タクシークラウド広告サービス(広告主、乗客、タクシー会社のリアルタイムマッチング・メディア)の実証実験を開始した。

JapanTaxi株式会社が開発・運営する「全国タクシー」アプリ(※1)は、「あなたのスマホがタクシーのりば」をコンセプトに、今いる場所にタクシーを簡単に呼ぶことができるアプリ。センターシステムをクラウド化することにより、特定のタクシー会社に依拠せず、全国47都道府県の約500都市、140グループのタクシー会社が保有する2万3,000台以上でご利用可能な、乗客とタクシー会社のリアルタイムマッチング・プラットフォームを提供している(利用可能台数は、今後もさらに拡大予定)。

今回の取り組みでは、広告主、乗客、タクシー会社のリアルタイムマッチング・メディアを開発し、「CM視聴クーポン」サービスの実証実験を開始する(日本交通の黒色タクシー約1,565台が対象)。タクシーに乗車すると、お客様の「全国タクシー」アプリがタクシー車内に設置されたセンサに反応し、動画広告のお知らせを受信。広告主が、乗車時から降車時までの視聴動画広告に応じてタクシー料金の一部を負担し、お客様の次回以降のタクシー乗車時に使用できるクーポンを付与する仕組み。
平均約18分間のタクシー乗車時間にて、広告主は動画広告の視聴機会を得ることができ、乗客は動画閲覧によりクーポンが還元されるため、タクシー会社は乗客の乗車機会を拡大させることができる。

本メディア開発に際しては、株式会社博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センターが開発している屋外情報配信プラットフォームを活用。この屋外情報配信プラットフォームは、乗車した場所や時間帯、乗車回数に応じて、配信する情報を変更する等、屋外での情報配信に対して高い自由度と柔軟性を実現することができる。また、本実証実験では、屋外情報配信プラットフォームの運用を、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社が担い、本格展開に向けたオペレーション確立に向けての検証も合わせて実施する。