博報堂ら、スマホアプリと広告メディアを無線で連携するソリューションを提供開始

株式会社博報堂と株式会社博報堂プロダクツ、株式会社博報堂アイ・スタジオは、スマートフォンのアプリとBeaconモジュール内蔵の広告物を通信させることで、ユーザーの行動を喚起するソリューション「ACTIVATION-AD™(アクティベーション・アド)」を開発、2014年6月18日より提供を開始した。

ACTIVATION-AD™ソリューションは、ODMや交通広告、店舗、ダイレクトメールなどのリアルメディア(広告)からスマートフォンのアプリを呼び出し、広告接触と同時にプッシュ通知を送ることでユーザーの行動を促す、新しいO2O広告ソリューション。近距離通信Beaconモジュールを広告物に内蔵、広告からアプリに情報を配信することで広告メディアとユーザーメディアのシームレスな連携を実現した。また、このソリューションは株式会社ACCESS社との協力により提供している。

スマートフォンアプリ市場では、競争環境の激化に伴い、ユーザーの使用頻度が下がった「休眠アプリ」が多く生まれており、これらの活性化が課題とされてきた。「ACTIVATION-AD™(アクティベーション・アド)」ソリューションは、既存のスマートフォンアプリをBeacon対応にアップデートすることで、プッシュ通知による新たな接触機会を作ることができるため、「休眠アプリ」を再資産化、再活性化させることが可能。

また、これまでのユーザーへのプッシュ通知機能を備えたアプリは、ユーザーの状況に応じた情報配信ができず、O2Oサービス提供上のボトルネックとなっている。「ACTIVATION-AD™(アクティベーション・アド)」ソリューションは、街中での広告近接時、店頭での入店・商品近接時に合わせて情報プッシュ型の販売促進を行うことで、マーケティングの最適化を図る。更に、Beaconを介して得たユーザーの行動データ(時間、場所、頻度、通知への反応)属性と、アプリを介して得たユーザーの属性を組み合わせることで、よりユーザーの行動や属性に適した情報配信を行うことも可能。

博報堂・博報堂プロダクツ・博報堂アイ・スタジオは今後も、優れたデジタル領域のテクノロジーを取り入れた広告マーケティング技術を発明し、クライアントのマーケティング活動全体を最適化するソリューションを提供していく。