博報堂ら、クール・ジャパン関連事業への体制強化 専門組織も設立

株式会社博報堂と株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、日本の文化産業・コンテンツの海外における需要の開拓を担うクール・ジャパン関連事業に関する体制を強化していくと発表した。また、博報堂においては社内のクール・ジャパン関連事業に対応する組織として、2013 年11 月1 日に「クール・ジャパン推進室」を設立する。
更に、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは、経済産業省が主導し、官民合同で設立される「株式会社海外需要開拓支援機構」(以降、「クール・ジャパン推進機構」)へ出資することも決定した。

「クール・ジャパン推進機構」は、海外進出のボトルネックとなっていたビジネスプラットフォーム(商業拠点や情報発信基盤など)の創発を、業種を超えたプレーヤーによって促進していくことを主眼として、海外事業展開における資金提供、及び海外進出に際しての専門知識・ノウハウの提供、進出先現地プレーヤーとのマッチングなどの支援が行われる予定。

博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは、「クール・ジャパン推進機構」の一員として、これまで、広告事業で培ったマーケティング技術や共創型ビジネスのプロデュースノウハウ、企業やコンテンツホルダー等多彩なネットワークを活かし、また、生活者発想という企業理念に基づく進出先各国における生活者や市場への洞察力を強みとし、海外進出のパートナーとしてクール・ジャパン関連事業に関する対応を強化していく。
今後、今回博報堂にて新設する「クール・ジャパン推進室」と博報堂DYメディアパートナーズの関連組織とが連携する体制を強化し、「クール・ジャパン推進機構」からの投資対象となりうる事業開発をはじめとしたクール・ジャパン関連の社内外の情報収集一元化及び情報発信、海外進出ノウハウの蓄積・運用を行いながら、事業開発案件の相談窓口といった事務局機能を担う。