博報堂DY、ユーザーの性年代別に発言を分析する新機能を開発 ソーシャルメディア分析ツールに搭載

博報堂DYホールディングスとデータセクション株式会社は、ソーシャルメディア上の発言をユーザーの性年代別に分析できる新サービス『性年代別プロファイル分析サービス』を共同で開発したと発表した。

このサービスを、博報堂DYグループオリジナルのソーシャルメディア分析ツール「Topic Finder for Advertiser(トピックファインダー・フォー・アドバタイザー、以下TFA)」(昨年10月よりASPサービスとして広告主企業向けに展開中)に搭載し、提供を開始する。

新サービスでは、ソーシャルメディア・ユーザーの性別・年代のデモグラフィック属性や興味対象などのプロファイル情報を推測し、発言にタグ付けすることで、ターゲット層がどのような趣味嗜好を持っているか、広告効果がどのような層に伝播・波及しているか等を分析できるようになった。

例えば、すでに TFA に搭載されている「CM 出稿量データ」、「テレビ番組露出量データ」と組み合わせて分析することで、企業が商品やブランドの CM をいつ・どれくらい出稿し、いつどのタイミングでテレビ番組で話題になり、それがソーシャルメディアを通して性年代別のターゲットユーザーにどの程度訴求できたか、といった一連の分析が可能になる。

■新サービス「プロファイル分析サービス」の機能特長

【特長1】性年代別にソーシャル上での反響や話題のボリュームを把握可能
調べたいブランド名やキーワードについて、性年代別(男女/10 代・20 代・30 代・40 代・50 代以上)に書き込み数の推移を時系列で比較する事が出来る。これによって、どの性年代に施策やプロモーションの反響・波及が効果的に起きたか等、キーワードに対する各性年代における反響や話題のボリュームを把握する事が出来る。

【特長2】TFA上でワンストップで任意のセグメントを分析可能
これまでのソーシャルメディア分析ツールでは、キーワードを設定し記事抽出した後、別のツールで各記事の性年代を推定することはできたが、その前後の分析を一つのツールで完結させる事は出来なかった。本サービスでは集計開始前に「性別×年代」を任意で選択し、時系列分析・名詞ランキングを集計することが出来るため、ユーザーの性年代による書き込み記事をダイレクトに分析する事が可能になった。これによって、ターゲット層の性年代を区別し、発言や嗜好の特長を掴む事が出来、よりきめ細やかな分析が実践出来る。

【特長3】性別や年代別の“比較”ができる各種機能で、より深い分析を実現
本サービスには充実した比較機能を搭載している。男女別や、同性における年代別の記事件数の比較グラフや、任意の性年代での名詞ランキングの 2 列表示など、一つの画面でそれぞれの分析結果を比較できる仕様となっており、活用するユーザーの快適な分析を支援する。