ヤーマン、2024年4月期2Q決算は減収減益 経常利益は前年同期比61.4%減

ヤーマン株式会社は、2024年4月期第2四半期の連結業績(2023年5月1日~2023年10月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :188億200万円(前年同期比 29.2%減)
営業利益  :22億4600万円( 同 58.2%減)
経常利益  :26億2700万円( 同 61.4%減)
四半期純利益:16億800万円( 同 64.6%減)
 
同四半期は、足元の物価高が消費マインドの低下を招いていること、ヘアケア・シェーバーといった新しいカテゴリに対する投資が未だ先行していることに加え、昨今の社会情勢に対応して中国国内での広告宣伝を控えたことなどが影響し、グループ全体の売上高は188億200万円(前年同期比29.2%減)、経常利益は26億2700万円(同61.4%減)、四半期純利益は16億800万円(同64.6%減)といずれも前年同四半期に及ばなかった。
 
セグメント別の業績を見ると、テレビによる通信販売業者への販売、カタログ通販会社向けの販売、インターネット専売業者向けの販売等を行う通販部門は、地上波テレビ通販を筆頭に各販路で売上を伸ばすことができず、売上高は22億9800万円(同45.0%減)、セグメント利益は6億8200万円(同60.4%減)で、いずれも前年同期を下回った。
 
家電量販店、大手百貨店、バラエティショップ等への販売を行う店販部門は、販売体制や広告宣伝を強化したものの、新カテゴリの売上が計画を下回り、売上高は37億2000万円(同1.9%減)、セグメント利益は6億4400万円(同30.2%減)と、こちらも前年同期を下回る結果となった。
 
このほか、インフォマーシャルや雑誌、新聞、Web等を用いた個人顧客への販売を行う直販部門は、新カテゴリやリピート商材を中心に広告投資を強めて売上の拡大を図ったものの、顧客の買い控えや節約といった志向が強く、売上高は45億3700万円(同11.5%減)、セグメント利益は14億3500万円(同44.7%減)となった。
 
海外の通信販売業者、卸売業者、個人顧客等への販売を行う海外部門は、中国における主要なイベントであるダブルイレブン(独身の日)において昨今の社会情勢の影響を受けたことなどから、売上高81億9600万円(同39.0%減)、セグメント利益35億3000万円(同37.1%減)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231212502199.pdf