ヤーマン、2023年4月期通期決算は増収減益 海外部門が好調も店販・直販が苦戦

ヤーマン株式会社は、2023年4月期通期の連結業績(2022年5月1日~2023年4月30日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高  :429億9600万円(前期比 5.0%増)
営業利益 :61億3400万円( 同 10.8%減)
経常利益 :59億1700万円( 同 26.6%減)
当期純利益:39億1300万円( 同 30.0%減)
 
海外部門が中国において大きく売上を伸ばしたことや、国内各販路もそれぞれ堅調な売上となったことから、グループ全体の売上高は429億9600万円(前期比5.0%増)と前連結会計年度を上回った。しかしながら、投資が先行したことから、営業利益は61億3400万円(同10.8%減)、経常利益は59億1700万円(同26.6%減)、当期純利益は39億1300万円(同30.0%減)と利益面では前連結会計年度に及ばなかった。
 
セグメント別の業績を見ると、通販部門は地上波テレビ通販やカタログ通販などの販路を中心に手堅い売上となったことから、売上高は66億6600万円(同28.1%増)、セグメント利益は22億9900万円(同7.9%増)と売上・利益ともに前連結会計年度を上回った。

一方で、店販部門は百貨店や直営店では持ち直しの兆しがあったものの、家電量販店向けやバラエティショップ向けの販売が苦戦し、売上高は79億5300万円(同5.3%減)、セグメント利益は18億2600万円(同27.2%減)と売上・利益ともに前連結会計年度を下回る結果となった。

このほか、化粧品などのリピート商材強化への投資を重点的に継続した直販部門も、売上高99億2200万円(同14.2%減)、セグメント利益45億8700万円(同21.5%減)と前連結会計年度に及ばなかった。海外部門は、中国国内市場が引き続き好調に推移したことから、売上高は178億9400万円(同23.2%増)、セグメント利益は68億7000万円(同56.7%増)と売上・利益ともに前連結会計年度を大きく上回った。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230612501198.pdf