ヤーマン、2024年4月期1Q決算は減収減益 全セグメントで売上・利益ともに前年同期を下回る

ヤーマン株式会社は、2024年4月期第1四半期の連結業績(2023年5月1日~2023年7月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :96億2700万円(前年同期比 17.6%減)
営業利益  :16億7400万円( 同 6.2%減)
経常利益  :18億1600万円( 同 13.7%減)
四半期純利益:11億4200万円( 同 17.3%減)
 
消費の傾向がモノ消費からコト消費に向かったことや、物価高に伴って高価格帯製品に対する買い控えの傾向が強まったことなど、消費者の消費行動の変化の影響を受けたほか、新製品に対する広告宣伝や直販部門でのリピート施策が投資先行となったことなどから、同四半期のグループ全体の売上高は96億2700万円(前年同期比17.6%減)、経常利益は18億1600万円(同13.7%減)、四半期純利益は11億4200万円(同17.3%減)といずれも前年同四半期に及ばなかった。
 
セグメント別の業績を見ると、テレビ通販会社向けの販売、カタログ通販会社向けの販売、インターネット専売業者向けの販売等を行う通販部門は、地上波テレビ通販を筆頭に各販路が苦戦したため、売上高は11億400万円(同17.9%減)、セグメント利益は3億4700万円(同28.1%減)で、いずれも前年同期を下回った。
 
家電量販店、大手百貨店、バラエティショップ等への販売を行う店販部門も、家電量販店を中心に堅調だったものの、脱毛や痩身などのカテゴリを伸ばしきることができず、売上高は17億1900万円(同9.7%減)、セグメント利益は4億300万円(同23.6%減)と前年同期を下回る結果となった。
 
このほか、インフォマーシャルや雑誌、新聞、Web等を用いた個人顧客への販売を行う直販部門も、オーラルケアなどが好調だったものの、リピート商材への投資が先行したことから、売上高は21億900万円(同19.1%減)、セグメント利益は7億3600万円(同40.8%減)と前年同期から大幅に減収減益。海外の通信販売業者、卸売業者、個人顧客等への販売を行う海外部門も、中国国内のECは引き続き好調だったものの、過去最高だった前年同期には及ばず、売上高46億4800万円(同20.0%減)、セグメント利益20億2500万円(同11.6%減)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230913553986.pdf