ニッピ、2024年3月期2Q決算は増収増益 景気の持ち直しやコスト上昇分の価格転嫁が寄与

株式会社ニッピは、2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :244億1800万円(前年同期比 8.9%増)
営業利益   :18億3000万円( 同 78.2%増)
経常利益   :19億1600万円( 同 54.7%増)
四半期純利益 :13億7700万円( 同 65.7%増)
 
同四半期は、景気の持ち直しにより増収となったセグメントが多かったことに加えて、原材料費、動力費、運賃、輸入為替などのコスト上昇分の一部を価格に転嫁出来たことにより利益率が改善した。これにより営業利益、経常利益、四半期純利益はいずれも増益となっている。
主なセグメントの業績は以下の通り。
 
コラーゲン・ケーシング事業の国内販売は、フランクサイズや着色素材物が順調に推移。一方で、輸出販売は、東南アジア向けが好調に推移したものの、北米向けがユーザーの在庫調整や競争の激化により苦戦した結果、全体で減収となった。また、営業利益は、電力、動力費などに対する政府の補助などに加えて、主には生産が順調であったこと、また、輸出運賃が大きく減少したことなどで増益となった。事業売上高は47億5500万円(前年同期比3.8%減)、営業利益は5億1500万円(同33.0%増)となっている。
 
ゼラチン関連事業は、カプセル、食品向けを中心に好調に推移。ペプタイド販売は、輸出向けが価格競争による影響で減少したものの、国内向けではインバウンド需要の回復に伴い、健康食品用途を中心に好調に推移し増収となった。また、輸入為替の影響もあり原料価格の上昇は続いているが、販売価格に一定程度転嫁できたことにより利益率が改善し、増益となっている。この結果、事業売上高は71億800万円(同23.3%増)、営業利益は9億3600万円(同114.4%増)だった。
 
化粧品関連事業における化粧品の販売は、外出機会が増えたことにより、需要が回復傾向となって増収。健康食品の販売は、健康志向を背景に「ニッピコラーゲン100」の販売が順調に推移した。しかしながら、通販市場においては、コロナ特需が落ち着き伸び率が鈍化してきており、新規顧客を獲得するための広告宣伝費を集中投下したことにより減益となった。この結果、同事業の売上高は37億200万円(同18.1%増)、営業利益は、4億3700万円(同15.5%減)だった。
このほか、皮革関連事業は減収増益、賃貸・不動産事業と食品その他事業は増収増益となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231030574753.pdf