AZ-COM丸和ホールディングス、2023年3月期通期決算は増収増益 売上高及び営業・経常利益が前年同期比30%以上増

AZ-COM丸和ホールディングス株式会社は、2023年3月期通期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :1778億2900万円(前年同期比 33.7%増)
営業利益  :113億6200万円( 同 31.4%増)
経常利益  :119億4900万円( 同 30.7%増)
当期純利益 :77億8000万円( 同 27.0%増)
 
主力の物流事業では、EC物流事業において、既存・新規顧客に係る高品質・高効率なサプライチェーン(センター運営・幹線輸送・ラストワンマイル)一貫物流プロセスを構築し、更なる事業の拡大を図った。
 
物流事業の中でも、ラストワンマイル事業は新規拠点及び稼働台数の拡大が寄与し、売上高が前年同期比18.2%増の355億8100万円となっている。EC常温輸配送事業は、成長を続けるネット通販需要に対応すべく、全国向けの幹線輸送を強化したことが寄与し、売上高は569億7400万円(前年同期比46.0%増)だった。EC常温3PL事業は、ファイズホールディングス株式会社の連結子会社化による相乗効果に加え、新たな大型物流センターの開設等が寄与した結果、売上高427億4200万円(同68.3%増)となった。
 
これらの結果、物流事業全体の売上高は1754億3400万円で前年同期比32.9%と大幅に増収した。利益面では、高止まりする燃料価格や光熱費の上昇に加え、更なる成長・拡大に向けた先行投資によりコストが増加しているものの、積極的な営業開発による事業拡大とともに、全社を挙げて推進してきた適正料金化が進捗。事業全体のセグメント利益(営業利益)は111億7700万円で、前年同期比33.7%の増益となった。
 
〈今後の見通し〉
2024年3月期連結業績は、売上高2000億円(前年同期比12.5%増)、営業利益136億円(同19.7%増)、経常利益140億円(同17.2%増)、当期純利益87億5000万円(同12.5%増)を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230509562052.pdf