博報堂、60代以上のOBクリエイターを組織化 シニアに響くソリューション開発へ

株式会社博報堂のシンクタンク、博報堂新しい大人文化研究所(新大人研)は、シニア市場の課題解決のために、60代以上の博報堂OBのコピーライター、クリエイティブディレクター10名によるチーム、新大人研「賢人会議」を設立したことを発表した。

高齢化社会を迎え、シニア市場は大きく伸びており、シニア向け商品のブランディング、経営・事業領域課題、社会イシューといったシニア市場における課題解決のニーズは年々高まっている。一方で、シニア像を固定観念でとらえてしまい市場の多様性から離れてしまったり、世代独特のインサイトが掴みきれず伸び悩んだり、シニア市場には課題が数多く存在している。

「賢人会議」は、シニア市場に響く「賢人」たちの具体的な知恵を得るためのクリエイティブチームとして、これまでの実績を活かしながらも、自ら同じシニア世代としての実感値を活かすことができる複数名の「賢人」が集まり、与えられた課題に対して、コピー、アイデア、コンセプト、戦略などのソリューションを導きだすことを狙いとしている。

新大人研「賢人会議」では、下記の特徴を持つ、独自の課題解決プログラムを提供する予定。

特徴1 博報堂のシニアOBクリエイターならではの長年の蓄積と反復で磨かれ、鍛え抜かれたクリエイティビティの実績を背景に、自らの実感値を最大限に生かしたソリューション開発(コピー、アイデア、コンセプト、戦略など)を行う。

特徴2 博報堂・新しい大人文化研究所(新大人研)の15年に渡るシニア市場分析の知見をOBクリエイターのクリエイティブ開発に活用する。

特徴3 博報堂の各部門の専門機能と連携し、より高度で統合的な提案も行う。