電通、メキシコの総合広告会社「AC社」の株式100%取得で合意

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、メキシコの総合広告会社「Arrechedera y Claverol」(アレチェデラ・クラベロール、本社:メキシコシティー、以下「AC社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意したことを発表した。

2007年に設立されたAC社は、広告戦略の策定、統合型クリエーティブキャンペーン、ブランデッドコンテンツ(※1)、ソーシャルリスニング、ソフトウェア・ソリューションなど、広告コミュニケーション全般のサービスを提供している。現在110名の従業員を抱え、メキシコにおける独立系広告会社の大手となっている。同国の各種広告祭で計3度「エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、デジタル領域を融合したサービスに強みを持ち、国内企業をはじめ多国籍企業からも高く評価されている

買収後、同社はAC社を同社グループの9つのグローバルネットワーク・ブランド(※2)の1つでクリエーティブエージェンシーであるmcgarrybowen(マクギャリーボウエン)のネットワークに組み入れ、グループ各社との連携を図ることで、中南米でブラジルに次ぐ広告市場であるメキシコでの成長戦略を加速させていくとしている。

※1広告の形をしていないが、ブランドのメッセージを伝えたり、広げたりする機能を果たすコンテンツ

※2電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、9つのグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開している。9つのブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Branded Agencies)、Dentsu media、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、MKTG、Posterscope、Vizeumを指す。