博報堂、訪日中国人観光客の消費行動を調査 カギは「リーズナブル」

株式会社博報堂のインバウンド消費に関する研究を行う社内横断チーム『博報堂インバウンド・マーケティング・ラボ』は7月10日、訪日観光客のインバウンド消費行動調査「IMBA(Inbound Marketing Breakdown Analyzer)」の分析結果を発表した。
この調査は、春節期における東アジア4地域(中国・韓国・台湾・香港)からの観光客を対象としたもので、購入商品のカテゴリ毎に、「いつ」「どのメディアで」「どんな情報に触れて」訪日・購買行動を決定しているかを、詳細に調査・分析している。今回は、訪日中国人観光客に焦点をあて分析を行っている。
それによると、訪日中の消費額は、20万円~40万円が最多。他の国・地域と比べてもかなり高額な消費をしていることがうかがえる。男女差を見てみると、40万円以上の高消費額帯には男性が多く、14万円以下の中~低消費額帯では女性の割合が多かった。
購入に際しての判断材料では、「検索エンジン」「天猫」「自国の親族・知人」など、訪日観光経験を踏まえたコメント等が情報源となっており、購入時に重視した情報では、「安全・安心であること」54.2%が最多だが、「コストパフォーマンスが良い」47.9%、「価格がリーズナブル」46.5%などが高く、「日本ならではの商品」であることよりも「日本で買うと安い」ということが、多くのカテゴリで重視されていた。
訪日前に購入商品を決定している人は7割程度で、買い物リストが訪日前に作られているというケースが多い。また、これらの商品は7割が自分用で、実際にふだんから使っているものを購入するというケースが多かった。