博報堂DYグループ、生活者データ・ドリブンマーケティングを推進する二組織を新設

株式会社博報堂DYホールディングスは、生活者データを利活用したマーケティング活動の実践を支援するグループ横断型の組織「博報堂 DYグループ・次世代オウンドメディア・マーケティングセンター」ならびに「博報堂 DY グループ・マーケティングプラットフォーム・ソリューションセンター」を新設したことを発表した。

近年のデジタル環境の変化に伴い、生活者の情報接触行動や購買行動を、「データで可視化」することが可能となり、企業のマーケティングへのデータ利活用はますます本格化しつつあり、また企業のホームページなどの「オウンドメディア」や SNS の浸透が、企業と生活者を直接つなぐ機会を増加させており、生活者とのつながりを活用したマーケティング活動も拡大している。

こうした変化に対し、博報堂DYグループはこれまでグループ各社それぞれが専門組織を
立ち上げ対応してきたが、顧客企業からのニーズ拡大に伴い、グループ横断型の組織を新設、対応力の強化を図る。新設組織は、企業の WEB サイトをハブとし顧客との継続的
な関係を構築する「オウンドメディア・マーケティング」の強化と、「マーケティングプラットフォーム1」の導入を通じたマーケティングの自動化・効率化を推進し、当社グループ内の専門組織のナレッジを集約し、高度化するテクノロジーを取り入れた次世代型の新たなソリューションを開発・提供していく。

今回の新組織の設置は、博報堂DYグループ「中期経営計画」(2015年3月期~2019年3月期)における成長ドライバーのひとつ「“生活者データ・ドリブン”マーケティング対応力の強化」の一環。「次世代オウンドメディア・マーケティングセンター」「マーケティ
ングプラットフォーム・ソリューションセンター」はそれぞれの専門性を活かしながら、「“生活者データ・ドリブン”マーケティング」を推進する組織として、連携していく。

■組織の概要
【博報堂 DY グループ・次世代オウンドメディア・マーケティングセンター】
マーケティングコミュニケーションのツールとして機能してきた企業のオウンドメディア(ウェブサイト、スマホアプリ、ソーシャルメディアサイト、メルマガ等)を、ストラクチャ、流入機能、拡散機能、体験機能を統合的にリデザインし、企業のマーケティング活動の核となる次世代型の装置へと発展させる支援を行う。ブランド・マーケティング戦略立案、コンテンツマーケティング展開、生活者データ活用を通じて、統合的なオウンドメディア・マーケティングを具体化する。

・ リーダー:茂呂 譲治
・ 人 数:30名程度(設立時)

【博報堂 DY グループ・マーケティングプラットフォーム・ソリューションセンター】
CRM、マーケティング・オートメーションなど、顧客管理ツールのマーケティング視点での導入/利活用の支援に加え、DMP などの、複数ツール連携や、生活者データを起点とした統合マーケティング支援ツールの導入、運用体制構築、PDCA 業務のサポートを行う。営業(販売・店舗)連携強化、マーケティング業務の棚卸し、業務プロセス再設計、マーケティング関連システム構築・運用、分析支援など、部門、グループ各社が実務を通じて培ったノウハウを、企業のニーズに即し組み合わせて提供する。

・ リーダー:山之口 援
・ 人 数:30名程度(設立時)