テレビ朝日、アジア戦略強化の一環でタイ・インドのメディアと提携
テレビ朝日は、アジア戦略強化の一環として、タイのメディア複合企業「Kantana Group Company Limited(以下、カンタナ)」、並びにインドのテレビ放送事業会社「ZEE Entertainment Enterprises Limited(以下、ZEEL)」とそれぞれビジネス協力に関する協定を締結した。
近年、アジア地域でのテレビ朝日の番組販売実績は右肩上がりとなっており、同社の番
組はアジアではこれまでに 18 の国と地域で放送されている。また、政府の“クールジャパン”戦略などの後押しもあり、日本のコンテンツの需要は引き続き拡大すると予想されている。この状況を踏まえ東南アジア地域、及びインドを含む南アジア地域まで広くカバーしたアジア全域へのビジネス展開の足掛かりとすべく両社と提携することとなった。
「カンタナ」とはこれまでも番組の共同制作などで協力関係を築いており、今後はお互いを最優先のビジネスパートナーと位置付け、イベント開催やインターネット関連ビジネスなど、新しい分野での協力を進めていく。
具体的には、4月 30 日から5月3日まで開催される「カンタナ」主催イベント『タイランド・コミコン 2015』でのアイドルグループや出演者の調整・ブッキング、「クレヨンしんちゃん」関連の展示、「新日本プロレスワールド」宣伝ブースの出展などが予定されている。「ZEEL」とは日本及びインドとその周辺地域でのコンテンツ展開やコンテンツ関連事業について相互に協力することとし、幅広いコンテンツの市場開拓を進める。
また、2社との提携関係をより確実なものとし、アジア全域でのビジネス強化を目指すため、バンコクにビジネスビューローを設置することも決定している。