テレビ朝日HD、2023年3月期1Q決算を発表 売上高は前年と同水準も利益は減少

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高 :721億5200万円(前年同期比 0.7%増)
営業利益 :53億1300万円( 同 26.3%減)
経常利益 :75億7300万円( 同 11.5%減)
四半期純利益 :52億5300万円( 同 3.6%減)

テレビ放送事業において、タイム収入はアドバタイザーの宣伝活動における固定費削減傾向が強まり、レギュラー番組のセールスが苦戦。単発番組についても、前年同期の「世界フィギュアスケート国別対抗戦 2021」の反動減により減収となり、タイム収入の合計は189億3500万円(前年同期比4.5%減)だった。スポット収入も、東京地区の広告出稿量が前年同期を下回ったことなどから減収となり、226億4400万円(同4.5%減)だった。このほかBS・CS収入や番組販売収入などは増加し、同事業全体の売上高は561億5600万円(同2.6%減)、営業利益は42億5100万円(同27.8%減)となった。
それ以外の事業のうちインターネット事業は、無料見逃し動画配信サービス「TVer」等における広告収入が好調に推移したことなどにより増収だったものの、事業拡大に伴い営業費用も増加。事業の売上高は57億6100万円(同6.7%増)、営業利益は1億7000万円(同68.1%減)だった。