テレビ朝日HD、2024年3月期3Q決算は増収減益 経常利益は前年同期比25.5%の大幅減

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2024年3月期第3四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :2276億3000万円(前年同期比 0.6%増)
営業利益  :92億4900万円( 同 30.1%減)
経常利益  :155億1000万円( 同 25.5%減)
四半期純利益:147億5100万円( 同 3.6%減)
 
テレビ放送事業において、タイム収入は海外経済の下振れリスクが指摘されるなど、依然、不透明感がみられるなか、アドバタイザーの宣伝活動において固定費削減傾向が強まり、レギュラー番組のセールスは苦戦した。また、単発番組についても、「世界水泳福岡2023」「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」テレビ朝日ドラマプレミアム「友情」が高額セールスに成功したものの、前年同期の「FIFAワールドカップカタール2022」の反動減により減収となり、タイム収入合計は596億700万円(前年同期比2.8%減)となった。スポット収入は、東京地区の広告出稿量が前年同期を下回ったことなどから減収となり、644億4900万円(同3.2%減)だった。
 
このほかBS・CS収入や番組販売収入などは増加し、テレビ放送事業全体の売上高は1705億4600万円(同1.5%減)、営業利益は47億5300万円(同45.1%減)となった。
 
それ以外の事業のうちインターネット事業は、無料見逃し動画配信サービス「TVer」等における広告収入や動画配信プラットフォームへのコンテンツ販売が好調に推移したことなどにより、売上高202億7500万円(同11.1%増)、営業利益13億2500万円(同41.7%増)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240207529020.pdf