テレビ朝日HD、2024年3月期2Q決算を発表 経常利益は前年同期比30.5%の大幅減

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :1468億2900万円(前年同期比 1.4%増)
営業利益  :43億3600万円( 同 40.9%減)
経常利益  :86億4100万円( 同 30.5%減)
四半期純利益:66億1300万円( 同 28.9%減)
 
テレビ放送事業において、タイム収入は海外経済の下振れリスクが指摘されるなど、依然、不透明感がみられるなか、アドバタイザーの宣伝活動において固定費削減傾向が強まり、レギュラー番組のセールスは苦戦した。

一方で単発番組については、「世界水泳福岡 2023」「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」など大型スポーツ番組の高額セールスに成功しタイム収入合計は392億4700万円(前年同期比1.9%増)となった。スポット収入は、東京地区の広告出稿量が前年同期を下回ったことなどから減収となり、402億8700万円(同5.5%減)だった。このほかBS・CS収入や番組販売収入などは増加し、同事業全体の売上高は1102億4300万円(同0.7%減)、営業利益は11億7300万円(同76.1%減)となった。
 
それ以外の事業のうちインターネット事業は、無料見逃し動画配信サービス「TVer」等における広告収入や動画配信プラットフォームへのコンテンツ販売が好調に推移したことなどにより、売上高132億6500万円(同12.2%増)、営業利益6億8000万円(同145.3%増)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231027573753.pdf