電通、南アフリカの広告会社「クリムゾン・ルーム社」の株式60%取得

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、南アフリカの広告会社「Crimson Room Communications Proprietary Limited」(本社:ヨハネスブルク市、以下「クリムゾン・ルーム社」)の株式60%を同社株主から取得すると発表した。
クリムゾン・ルーム社はエクスペリエンシャル・マーケティング領域で市場する広告会社。
エクスペリエンシャル・マーケティングとは、商品やサービスを実際に体験できるイベントを通して、ブランドに対する消費者の認知度・好意度を高めていくマーケティング手法。理性と情緒の両面からエンゲージメントを高めることで、好意的な口コミ(バズ)やソーシャルメディアでの拡散を促し、コミュニケーションの好循環を生み出す。

2005年に設立されたクリムゾン・ルーム社は、設立当初からこの領域に重きを置いたビジネスを展開しており、来店や購買に結び付ける同社の各種ソリューション施策は、顧客から高い評価を得ている。

今回の買収により、新たにエクスペリエンシャル・マーケティングやプロモーション、PR領域のサービスが加わり、さらに今後は、クリムゾン・ルーム社をOOH広告を専門的に取り扱うPosterscopeに統合させた上で、当社グループが世界展開しているエクスペリエンシャル・マーケティングの専門ブランド「psLIVE(ピーエスライブ)」の南アフリカ拠点として機能させていく予定。

【クリムゾン・ルーム社の概要】
社名  : Crimson Room Communications Proprietary Limited
所在地 : 南アフリカ・ヨハネスブルク市
設立  : 2005年8月(2014年5月に現在の社名に改称)
株主構成: ・電通イージス・ネットワーク  60%(取得後)
      ・クリムゾン・ルーム社経営幹部 40%
売上総利益: 約1.8億円(2013年12月期)
代表者 : Philippa Viljoen (創業者兼クリエーティブ責任者)
従業員数: 14名
事業内容: エクスペリエンシャル・マーケティング事業