電通、15年3月1Q決算 国内および海外各地ともにビジネスは堅調に推移
株式会社電通は、平成27年3月期第1四半期連結累計期間（平成26年4月1日～6月30日）における連結および単体の決算を発表した。
【連結経営成績（累計）】
売上高 ：5,382億 5600万円（前年同期比 4.7％増）
営業損失 ： 1億5300万円（前年同期 △7億1700万円）
経常利益 ： 34億6300万円（同 138.8％増）
四半期純損失： 7億3500万円（前年同期 △36億9800万円）
日本国内における同社単体の売上高が4月こそ消費税率引き上げの影響などにより、前年同月比でマイナスとなったものの、5月にはプラスに転じ、6月には2014 FIFA ワールドカップ ブラジルの貢献もあり、前年同月比でプラスとなった。
また、当第1四半期連結累計期間における電通イージス・ネットワークの売上総利益のオーガニック・グロースは、昨年来獲得した新規クライアントの貢献もあり、前年同期比9.6％増と二桁近い伸びを記録。地域別で見ても、EMEA（前年同期比 10.6％増）、Americas（同 4.7％増）、APAC（同 14.8％増）と、いずれも前年同期を上回った。
広告業では、売上高5,252億7400万円（前年同期比 4.8％増）、売上総利益1,312億700万円（同 10.6%増）、セグメント利益2億4100万円（前年同期はセグメント損失6億5200万円）。
情報サービス業では、売上高148億8300万円（前年同期比 5.3％増）、売上総利益34億4100万円（同 12.8%減）、セグメント損失11億100万円（前年同期はセグメント損失7億4200万円）。
※株式会社電通国際情報サービスのグループ各社が当セグメントの対象会社となる。
その他の事業では、売上高38億4000万円（前年同期比 4.9％増）、売上総利益9億4000万円（同 7.7％増）、セグメント利益3億2600万円（同 47.5％増）だった。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,382億5600万円（前年同期比 4.7％増）、営業損失は1億5300万円（前年同期は営業損失7億1700万円）となったが、持分法投資利益の増加、支払利息の減少などにより、経常利益は34億6300万円（前年同期比 138.8％増）、四半期純損失は7億3500万円（前年同期は四半期純損失36億9800万円）となった。なお、のれん等償却前営業利益は、会計上の営業利益に、買収（イージス社の買収を含む）により生じたのれん償却額およびその他無形固定資産償却額を足し戻したもの。
