電通、EC事業者向けサービスのベンチャー企業「エスキュービズムHD」へ出資

株式会社電通と電通の100%子会社である株式会社電通デジタル・ホールディングスは、DDHが運営する電通デジタル投資事業有限責任組合(通称、電通デジタル・ファンド)を通して、株式会社エスキュービズム・ホールディングスに総額約2億円の出資を行った。

今回出資したエスキュービズムは、eコマース(以下EC)事業者向けソリューションの提供とリテール事業を展開し、急成長を遂げているベンチャー企業。
EC領域における顧客の課題は、集客方法、販売方法、コンテンツづくり、CRM、オムニチャネル化など多岐にわたり、本年2月には、電通はエスキュービズムとの業務提携を発表し、こうした課題に柔軟に対応できるECソリューションである「DECIDE」の開発と販売に乗り出している。

今回の出資目的は、両社の提携関係をより強固なものとし、電通グループのEC領域への取り組みを強化、加速することにあるとしている。エスキュービズムは4月に持株会社化し、新たな事業体制のもと、さらなる事業成長に向けた歩みを進めており、電通グループとしては、電通デジタル・ファンドによるサポートならびに協業による事業シナジーを通して、同社のさらなる成長を支援していく。
エスキュービズムの会社概要は以下のとおり。

<会社概要>
会 社 名 : 株式会社エスキュービズム・ホールディングス
代 表 者 : 薮崎 敬祐(代表取締役社長)
設立年月日 : 平成18年5月11日
資 本 金 : 142,075,640円(資本準備金61,825,320円を含む)
所 在 地 : 東京都港区芝公園2丁目4番1号
従 業 員 数: 150名(グループ9社合計)
事 業 内 容: EC事業者向けソリューション「EC-Orange」の提供およびリテール事業
投資の概要 : 電通デジタル・ファンドがエスキュービズム
       普通株式を約2億円で既存株主から譲受

※「DECIDE(Dentsu E-Commerce Ideal Designing Engine)」は、企業規模やEC事業におけるそれぞれの課題に柔軟に対応するため、モジュールを組み合わせることで安価にサービスを提供できるソリューション。