博報堂、「生活者発想人倶楽部」一般公開 アイデアを社会資源として活用

株式会社博報堂のシンクタンク「博報堂生活総合研究所」(所長:嶋本達嗣)は、未来の暮らしを生み出す新しい仕組みづくりを目的に、社内外のプロフェッショナルが“生活者発想”を起点に共創する同人プロジェクト「生活者発想人倶楽部」を発足した。WEBサイトを本日より公開、この活動で生まれたアイデア・シーズ(発想の素)は、だれでも自由に活用できる。

【「生活者発想人倶楽部」WEBサイト】http://hasso-jin.jp/general/PDF

「生活者発想人倶楽部」は、博報堂・博報堂DYグループが擁する様々な専門家だけでなく、NPO、行政・教育関係、職人さんなど、異業種で活躍する「生活の観察者」が集う同人プロジェクト。倶楽部員は、仕事の課題や任務の立場から思考する垣根を超え、ひとりの生活者として日々感受することを起点に、未来の暮らしにつながるアイデア・シーズ(発想の素)を試案する。この活動で生まれた発想と共創のプロセスは、誰もが自由に活用できる社会資源として、同サイト上で公開する。掲載内容は、毎月5日に更新予定。

同倶楽部は、新しい経済や社会の創出を目指す実験体。狙いについて「デフレ下の経済では効率性がビジネスの基調だったが、インフレ下の経済になると価値の創造性が重要となります。創造性を一層求められるこれからの環境には、すぐに収益化できることだけを追わない“アイデアの貯水池”が必要です。「生活者発想人倶楽部」はその役割を果たし、経済起点から生活起点へのアプローチ転換によって、豊かな未来を生みだすための社会資源となることを目指します。」としている。