日本テレビ、タツノコプロを子会社化

日本テレビ放送網株式会社は株式会社タカラトミーから株式会社タツノコプロの株式を取得し、タツノコプロを日本テレビの子会社とすると発表した。

タツノコプロは、1962年に設立されたアニメーション映画、キャラクター等の企画製作会社。「科学忍者隊ガッチャマン」「ハクション大魔王」「マッハGo Go Go !」など、国内のみならず海外でも人気の高いコンテンツを数多く発表し、映像・キャラクターにかかる国内外のライセンスを多数保有している。
日本テレビは、2009年に映画「ヤッターマン」で30年振りのリメイクを成功させ、「科学忍者隊ガッチャマン」のリメイクについては、情報番組「ZIP!」内のアニメコーナー「おはよう忍者隊ガッチャマン」の放送から昨年8月の劇場映画公開まで、2年をかけて取り組んできた。

タツノコプロのコンテンツには、他者原作を元にしないオリジナルアニメが多くあり、商品化やリメイクを単独で判断できる原作者としての権利を保有する作品は50以上に及ぶ。タツノコプロを日本テレビグループ内に迎え入れることにより、リメイクとコンテンツビジネスを戦略的に展開できると考え、今般、タツノコプロ及びタツノコプロの親会社であるタカラトミーと協議した結果、タツノコプロの株式54.3%を取得することを決議した。

また、今回の株式取得を契機に、日本テレビとタカラトミーはキャラクタービジネス分野において連携を強化し、タツノココンテンツのみならず、日本テレビ及びタカラトミーが持つキャラクターについても、ビジネスを拡大していくとのこと。