電通、J-WAVEら、リスナーから資金協力つのるラジオ番組づくりで連携

株式会社電通は、株式会社 J-WAVE、クラウドファンディング・プラットフォーム「READYFOR」(レディーフォー)を運営するオーマ株式会社と連携し、“クラウドファンディング”を活用してリスナー参加型のラジオ番組づくりを行う共同事業「LISTENERS’ POWER PROGRAM(リスナーズ・パワー・プログラム)」をスタートした。

具体的には「ソーシャルグッド(社会にいいこと)」をテーマに、番組企画案を J-WAVE のリスナーから募集し、「LISTNERS’ POWER PROGRAM チーム」が優れた企画案を選定・抽出、専門家を交えてブラッシュアップした上で、最終的に番組企画としての採用を決定する。
決定した案件は「READYFOR」のサイトを通して支援を呼びかけ、リスナーからの資金協力を得ることで番組づくりの実現を目指す。
本プログラムの特徴は、ラジオの番組づくりに“個人の力”を生かすことにあり、これまでマスメディアで紹介されるようなことがなかった、地域・市民レベルのさまざまな新しいアイデア、新しい運動の芽にもスポットを当てていく。

J-WAVE はオンエア開始以来、一貫してリスナーと一体となった番組づくりを行っており、今日では社会・環境問題の啓発や震災復興支援を、番組づくりの大きな柱の一つとして打ち出している。また、2011 年に日本初のクラウドファンディング・プラットフォーム事業「READYFOR」を立ち上げたオーマは、個人のアイデアをウェブサイト上でプレゼンテーションしてもらい、具現化に必要な資金を多くの方々から集める仕組みを有し、すでにいくつものプロジェクトの実現を支援。そして電通は、2010 年に公共性の高い広告や事業の企画に特化した専門プランニング・ユニット「ソーシャル・デザイン・エンジン」を立ち上げ、国内外の多くのソーシャル事業のコミュニケーションを支援してきた。

今回の事業は、J-WAVE のリスナーと一体になった番組づくりと、オーマの「READYFOR」
のクラウドファンディング・プラットフォームが組み合わさることで実現できるもので、電通は「ソーシャル・デザイン・エンジン」の知見・ノウハウで J-WAVE をサポートする。
第1弾の企画募集は 2013 年 10 月 7 日から開始し、同年 12 月~2014 年 1 月頃に J-WAVEの特別番組としてオンエアする予定。