スクロール、2024年3月期決算は減収減益 苦戦のeコマース事業は赤字転落

株式会社スクロールは、2024年3月期通期の連結業績(2023年4月1日~2024年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :798億2600万円(前期比 1.5%減)
営業利益  :53億1300万円( 同 13.2%減)
経常利益  :55億1200万円( 同 11.0%減)
当期純利益 :36億4900万円( 同 12.5%減)
 
ソリューション事業の物流代行においては、全国通販3PL戦略を掲げ、新規顧客の獲得に向けた営業活動や新サービスメニューの開発、物流センターの効率改善等に取り組んだ。また、決済代行においては新規クライアントの稼働に伴い取扱高が堅調に推移し、マーケティングサポートもアフィリエイトサービスの取扱ジャンルの拡充などにより好調に推移した。これらの結果、同事業の売上高は249億9200万円(前期比17.0%増)、セグメント利益は12億1400万円(同67.4%増)となっている。
 
通販事業においては、原材料や資源価格の高騰、円安が続く厳しいコスト環境のなか、販売価格のコントロールに取り組んだことに加え、商品供給率の改善により、受注が落ち込むなかでも前期を上回る売上総利益を確保。このほか、カタログ用紙使用量削減に向けた取組みによる販促費の上昇抑制や物流効率の改善など、事業効率の最大化に努めた。これらの結果、同事業の売上高は391億6500万円(同2.2%減)、セグメント利益は53億6700万円(同0.0%増)だった。
 
eコマース事業は、外出機会の増加に伴う消費者の購買行動の変化により、非常に厳しい経営環境となった。アウトドア・キャンプ用品においては、市場が縮小し需給バランスが悪化した影響により販売が不調となったほか、ブランド商材においても実店舗や公式店舗を含めた市場競争が激化したことにより受注数が落ち込むなど苦戦した。また、同事業では、事業効率化を目的とした事業再編に伴う費用を計上。同事業の売上高は159億4200万円(同20.5%減)、セグメント損失は11億2900万円(前年同期は3100万円のセグメント利益)となった。
 
〈今後の見通し〉
翌連結会計年度の連結業績は、売上高800億円、営業利益60億円、経常利益62億円、当期純利益42億円を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240507582205.pdf