スクロール、2024年3月期1Q決算は増収増益 通販事業・ソリューション事業が好調

株式会社スクロールは、2024年3月期第1四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :207億9100万円(前期比 0.1%増)
営業利益   :20億5700万円( 同 1.9%増)
経常利益   :21億300万円( 同 7.5%増)
四半期純利益 :14億6300万円( 同 10.5%増)
 
通販事業においては、原材料や資源価格の高騰、円安が続く厳しいコスト環境のなか、販売価格のコントロールに取り組んだことに加え、商品供給率の改善により売上総利益を確保した。

このほか、カタログ用紙使用量削減に向けた取組みにより販促費の上昇を抑制するなど、事業効率の最大化に努めた結果、同事業の売上高は109億1600万円(前年同期比0.7%増)、セグメント利益は19億9700万円(同12.7%増)となった。
 
ソリューション事業の物流代行においては、全国通販3PL戦略を掲げ、新規顧客の獲得に向けた営業活動や物流センターの効率改善等に取り組んだ。また、決済代行においては新規クライアントの稼働に伴い取扱高が堅調に推移し、マーケティングサポートもアフィリエイトサービスの取扱ジャンルの拡充などにより好調に推移した。これらの結果、同事業の売上高は57億7500万円(同12.7%増)、セグメント利益は2億1100万円(同66.8%増)となっている。
 
eコマース事業では、アウトドア・キャンプ用品において、需要が落ち着いたことや業種業態を越えた競争が激化したことの影響により販売が不調。ブランド商材や生活雑貨においても受注数が落ち込み、結果的に売上高は42億4500万円(同16.6%減)、セグメント損失は1億1800万円(前年同期は3300万円のセグメント利益)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230727528312.pdf