ファーマフーズ、2024年7月期2Q決算を発表 減収となるも利益面は黒字に浮上

株式会社ファーマフーズは、2023年7月期第2四半期の連結業績(2023年8月1日~2024年1月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :316億5200万円(前年同期比 9.9%減)
営業利益  :15億3500万円(前年同期 マイナス8億8300万円)
経常利益  :15億4200万円( 同 マイナス9億1200万円)
四半期純利益:7億6800万円( 同 マイナス9億1400万円)
 
BtoC事業においては、顧客獲得効率指標のCPO及び収益性指標のLTVを重視する広告宣伝費の適正化の取り組みを進める一方、新製品への広告宣伝投資を強化した。また、収益面での強化と並び、関連法令の遵守徹底、広告表現の改善、コールセンターでの応対品質向上の強化も最重要施策として継続。この結果、2024年1月末時点のグループ全体の定期顧客件数は、900914件(前年同期1050880件)となっている。
 
同事業内での分野別に見ると、「医薬品・医薬部外品」では主力の「ニューモ育毛剤」が引き続き堅調な受注を続け、売上高は前年同期比15.6%増の189億1800万円。また、薬用ホワイトニングジェル「DRcula(キュラ)」も受注の好調が継続し、定期顧客件数の増加につながった。このほか「ニューモ」ブランドとして、医薬品「ニューZ」や卵殻膜人工毛配合の「ヘアパウダー」等の新製品へのプロモーションを開始。しかしながら「ニューZ」において当初受注が好調だったものの、原料調達難による生産の遅れが生じたため広告宣伝のタイミングが後ろ倒しとなり、同四半期における収益貢献は限定的となっている。
 
その他の製品については収益性指標を重視して広告宣伝費の抑制を行った結果、「サプリメント」の売上高が前年同期比44.4%減の41億7800万円、「化粧品」の売上高が前年同期比40.2%減の39億7200万円だった。これらの結果、BtoC事業の同四半期の売上高は273億5300万円(前年同期比11.5%減)と減収。広告宣伝費は168億6900万円(同25.9%減)を計上し、セグメント利益は17億3200万円(前年同期は8億5700万円のセグメント損失)となっている。
 
このほか、バイオメディカル事業は売上高1億1700万円(同15.2%減)、セグメント損失2億2400万円(前年同期は1億4500万円の損失)で、BtoB事業は売上高41億7100万円(同2.5%増)、セグメント利益7億4300万円(同6.1%増)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240311551359.pdf