ファーマフーズ、2023年7月期2Q決算は増収減益 BtoC事業が好調も広告宣伝費大幅増が響く

株式会社ファーマフーズは、2023年7月期第2四半期の連結業績(2022年8月1日~2023年1月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :351億4300万円(前年同期比 21.9%増)
営業利益  :マイナス8億8300万円(前年同期 20億3200万円)
経常利益  :マイナス9億1200万円( 同 21億500万円)
四半期純利益:マイナス9億1400万円( 同 15億6100万円)
 
BtoC事業においては、「ニューモ育毛剤」の売上高が137億800万円(前年同期比8.1%減)となり、定期顧客件数は478,894件(前年同期520,958件)となった。新規獲得及び定期継続率の水準が安定的にして推移しているため、グループ全体の売上及び利益に寄与している。
 
「ニューモ」関連商品では、「ニューモサプリ」の売上高が9億9700万円(前年同期比36.9%減)、「ニューモVactoryシャンプー」の売上高が3億5300万円(同9.2%減)となっている。「ニューモ育毛剤」及び「ニューモVactoryシャンプー」は、海外販売でECプラットフォーム及び代理店向けの販売が堅調に推移し、売上高の増加に貢献した。
 
「ニューモ」ブランドの水平展開の取り組みとして、まつ毛美容液「まつ毛デラックスWMOA」の広告宣伝に取り組んだ結果、売上高は29億3000万円(同195.3%増)となった。
 
明治薬品株式会社の「シボラナイトGOLD」の定期顧客件数は、102,280件となり前年同期の10,247件より大幅増。広告表現の一部見直しを行い、新規獲得ベースは鈍化したものの、継続率が当初想定より高い結果となり、売上高は42億3000万円だった。
 
同第2四半期の新商品である「DRcula」シリーズは、WEBでの広告宣伝を積極化したことにより受注が増加し、ホワイトニングジェルの売上高は8億4900万円となった。顧客獲得に関しても、ホワイトニングジェル及びマウスウォッシュ合計で定期顧客数が67,617件となっている。
 
化粧品販売では「珠肌ランシェル」及び新商品である「ヘアボーテ ボタニカルカラークリームシャンプー」が好調だった。これらの結果、同事業の売上高は309億2300万円(同22.9%増)と大幅に増収。定期顧客のさらなる獲得を目指し、広告宣伝費227億7100万円(前年同期155億6100万円、前年同期比46.3%増)を計上したため、利益面はセグメント損失8億5700万円(前年同期は20億700万円のセグメント利益)となっている。
 
このほか、バイオメディカル事業は売上高1億3800万円(前年同期比880.0%増)、セグメント損失1億4500万円(前年同期1億3800万円の損失)で、BtoB事業は売上高40億7100万円(前年同期比11.6%増)、セグメント利益7億円(同29.5%増)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230306525889.pdf