ANAP、2023年8月期3Q決算は減収減益 赤字幅が拡大

株式会社ANAPは、2023年8月期第3四半期の連結業績(2022年9月1日~2023年5月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :31億6500万円(前年同期比 17.3%減)
営業利益  :マイナス5億3900万円(前年同期 マイナス2億5300万円)
経常利益  :マイナス5億6600万円( 同 マイナス2億6700万円)
四半期純利益:マイナス5億8800万円( 同 マイナス3億1500万円)
 
インターネット販売事業においては、在庫の販売を優先したことや、充分な広告宣伝活動を実施してこなかったことなどから売上・利益ともに厳しい状況が継続。ファッションECサイトのサービス競争激化の影響もあり、売上高が低迷した。値引き販売の抑制やアウトレットサイトの立上げなど、事業としての収益性を高める施策を行っているが、その効果は限定的となっている。この結果、売上高は9億1900万円(前年同期比37.9%減)、セグメント損失は1億5100万円(前年同期は9400万円のセグメント損失)となった。
 
店舗販売事業においては、制限緩和による人流増加の影響等により改善傾向がみられることに加え、既存店のアウトレット化や催事出店によるアウトレット店舗の増設などにより、在庫適正化に向けた効果が見え始めているものの、在庫消化に注力したことにより売上高は低調に推移し、セグメント損失は拡大した。売上高は前年同期比4.5%減の21億2600万円、セグメント損失は1億7700万円(前年同期はセグメント損失0百万円)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230712521141.pdf