ANAP、2023年8月期決算は赤字幅が拡大 事業再生ADR手続を申請

株式会社ANAPは、2023年8月期通期の連結業績(2022年9月1日~2023年8月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高  :42億1600万円(前期比 16.7%減)
営業利益 :マイナス7億4000万円(前年同期 マイナス4億2400万円)
経常利益 :マイナス8億100万円( 同 マイナス4億4700万円)
当期純利益:マイナス11億6400万円( 同 マイナス5億2500万円)
 
同連結会計年度においては、商品戦略強化策の一環として、初の全ブランド合同展示会の開催や全国区でのCM施策を実施し、また並行して在庫の適正化にも取り組んだ。主力の店舗販売事業においては、不採算店舗の退店やアウトレット店舗の増設に加え、制限解除による人流増加等の影響から年度の後半には、コロナ前と同水準まで回復したものの、もう一方の主力であるインターネット販売事業においては、計画していた資金調達が進まず充分な広告宣伝活動を実施できなかったことに加え、在庫販売を優先しファミリーセール等の廉価販売を積極的に実施したことなどから、売上・利益ともに厳しい状況が継続した。
 
これらを受け同社は、ネットプライス社のスポンサー支援のもと、今後の事業再生に向けた強固な収益体質の確立と財務体質の抜本的な改善を目指すため、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続(事業再生ADR手続)を利用することとし、2023年8月30日に事業再生実務家協会に申請を受理されている。
 
主なセグメント別の業績を見ると、インターネット販売事業においては、ファッションECサイトのサービス競争激化の影響もあり売上高が低迷。値引き販売の抑制やアウトレットサイトの立上げ、初の全ブランド合同展示会の開催、全国区でのCMなど、事業としての収益性を高める施策を行っているものの、その効果は限定的となっており、売上高は11億8400万円(前期比39.1%減)、セグメント損失は2億2500万円(前期は1億4000万円のセグメント損失)となった。
 
店舗販売事業においては、制限緩和による人流増加の影響等により回復傾向が見られるものの、期を通じて在庫消化に注力したことにより、セグメント損失は拡大。売上高は同2.5%減の28億7700万円、セグメント損失は2億3800万円(前期は5500万円のセグメント損失)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231011565316.pdf