電通グループ、2023年12月期1Q決算を発表 収益は増加も利益が大幅に減少

株式会社電通グループは、2023年12月期第1四半期の連結業績(2023年1月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
収益    :3052億4600万円(前年同期比 6.1%増)
営業利益  :257億7800万円( 同 36.7%減)
税引前利益 :231億3200万円( 同 44.8%減)
親会社の所有者に帰属する四半期利益 :118億7800万円( 同 50.3%減)
 
第1四半期連結累計期間の売上総利益は前年同期比4.2%増で、売上総利益のオーガニック成長率はマイナス1.6%となった。物価上昇およびコロナ禍からの回復に伴う諸経費の増加、子会社による賞与引当方法の変更などにより販管費が増加したため、調整後営業利益は同30.9%減、オペレーティング・マージン(調整後営業利益÷売上総利益)は710bps減、親会社の所有者に帰属する調整後四半期利益は同34.9%減、営業利益は同36.7%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同50.3%減となっている。
 
セグメント別に見ると、「日本」の広告市況は軟調に推移したものの、CT&T領域は好調を維持し、売上総利益のオーガニック成長率はマイナス0.2%、売上総利益は1196億100万円(前年同期比0.4%増)となった。物価上昇及びコロナ禍からの回復に伴う諸経費の増加、子会社による賞与引当方法の変更などにより、調整後営業利益は337億8400万円(同20.9%減)、オペレーティング・マージンは28.2%(前年同期は35.8%)となっている。
 
このほか、「Americas(米州)」「APAC(日本を除くアジア太平洋)」セグメントはマイナスのオーガニック成長となっており、報告セグメントのうち「EMEA(ロシアを除くヨーロッパ、中東及びアフリカ)」のみが3.4%とプラスのオーガニック成長だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230425552434.pdf