中広、2023年3月期決算を発表 営業・経常利益は対前年度比大幅増

株式会社中広は、2023年3月期通期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :85億1700万円(前期比 20.6%増)
営業利益  :1億8900万円( 同 131.1%増)
経常利益  :1億7200万円( 同 42.6%増)
当期純利益 :8400万円( 同 16.1%減)
 
同連結会計年度において同社は「DX時代を駆け抜けろ!」という経営テーマのもと、「紙媒体とWebの共創」を推進すべく、以下のような施策を実施した。
 
・日本最大級の「フリーメディア読者レスポンスのビッグデータ」の構築とその分析による効果的な広告提案営業(読者からの投稿やアンケート返答、プレゼント応募、Webやアプリへのリンク活用状況やクーポン利用状況など、読者・ユーザーの主体的なレスポンスや行動による広告効果の測定、及びクライアントへのフィードバックの強化)
 
・全世代リーチ・高コスパのSEO対策として「QRコードのポスティング」(自社グループ媒体「ハッピーメディア®」に二次元コードを掲載することによる紙媒体からWebへの誘導/誌面とネットのハイブリッド広告)及び、独自のデータ分析調査結果のクライアントへのフィードバック(特にInstagram等の各種SNSへの誘導に関する高い有効性や効率化ノウハウなど)
 
・全都道府県のポスティング型フリーメディアを容易に検索し活用・見積りができる「日本地域メディアネットワーク/JLMN」、自社サイト「まちJOB」及び「フリモール」、お得で便利なクーポンアプリ「フリモ」などのウェブサイトや広告・クーポンアプリの運営及びハッピーメディア®との連携強化
 
・クラウドファンディングによる地域商店街応援施策など、IT・Web活用による地域経済活性化広告提案
・株式会社ビジョンとの業務提携による、地域クライアントへの経営効率化のためのDX商材提案
 
この結果、同連結会計年度の売上高はは85億1723万円(前年同期比20.6%増)だった。利益面では、DX化により個別業績が大幅続伸(営業利益1億8500万円、前年同期比2.6倍、経常利益1億9300万円、同2.3倍)し、同連結会計年度の営業利益は1億8940万円(前年同期比131.1%増)、経常利益は1億7211万円(同42.6%増)となった。純利益は税金費用の増加等により8495万円(同16.1%減)となっている。
 
事業別に見ると、メディア広告事業は売上高81億2594万円(同23.9%増)でセグメント利益5億7765万円(同38.1%増)、その他(EC事業)は、売上高3億9128万円(同21.9%減)でセグメント損失522万円(前年同期は453万円のセグメント利益)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230426553062.pdf