中広、2023年3Q決算は16.5%の増収 利益面も黒字化

株式会社中広は、2023年3月期第3四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :60億7400万円(前年同期比 16.5%増)
営業利益   :5100万円(前年同期 マイナス2200万円)
経常利益   :4300万円( 同 200万円)
四半期純利益 :0万円( 同 マイナス1100万円)
 
同社は、VC加盟社とともに「全国5,000万世帯に、地域フリーマガジンを直接お届け(ポスティング)する」ことを中長期の経営目標としており、グループの強化・一体化を企図して2022年6月30日に株式会社Success Holders(旧 株式会社ぱど)のメディア事業承継子会社(現 株式会社中広メディアソリューションズ)を完全子会社とした。また、同年7月1日には株式会社ケイ・クリエイトとその子会社である株式会社ケイピーエスを連結子会社とし、同四半期末におけるVCを含む地域フリーマガジンの発行状況は31都道府県142誌(前年同期は29道府県135誌)、月間発行部数1150万部(同1015万部)となった。
 
これらの結果、同四半期の売上総利益は原価率の低減により27億3921万円(前年同期比22.5%増)となり、販売費及び一般管理費の増加率を上回った。
 
事業別に見ると、メディア広告事業においては、同四半期の売上高は総じて増加。自社メディア広告売上37億7115万円(同18.1%増)、セールスプロモーション等売上20億1867万円(同21.7%増)、計57億8983万円(同19.3%増)となり、同期間におけるセグメント利益は3億3499万円(同35.7%増)だった。
 
また、その他に含まれる通信販売事業(EC事業)は、光熱費等の高騰や円安進行による物価高など消費マインドの悪化要因の影響を受け、主に大型家具などの値上げ額が大きい商品を中心に売上が低調に推移。同四半期の売上高は2億8436万円(同21.8%減)、セグメント損失は340万円(前年同期は56万円のセグメント利益)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230123592452.pdf