スクロール、2023年3月期3Q決算は減収減益 経常利益は20%減

株式会社スクロールは、2023年3月期第3四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :617億8600万円(前年同期比 0.9%減)
営業利益   :52億2400万円( 同 19.2%減)
経常利益   :51億8700万円( 同 20.3%減)
四半期純利益 :35億5800万円( 同 20.3%減)
 
通販事業においては、巣ごもり消費の反動減の影響等により春夏商材の売上が減少したものの、その後は回復し前期並みに推移。原材料価格が高騰するなか、引き続き商品調達方法の最適化の推進や販売価格の見直しによる原価率の低減、効率的なカタログ配布など、事業効率の最大化に向けた取組みを進め、新たなSDGs商品やサステナビリティサービスの展開にも積極的に取り組んだ結果、事業売上高は314億600万円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益は47億9000万円(同16.3%減)となった。
 
ソリューション事業では、拡大を続けるEC・通販市場において、物流代行サービスにおける新規クライアントの稼働開始や、新たな物流センター「SLC春日部」の開設など、物流代行サービスの業容の拡大を進め、全国通販3PL戦略を推進。販促支援型コンタクトセンター「八王子センター」の開設、ECショップ運営代行サービスの提供開始など、サービスメニューの拡充にも取り組んだ。
 
また、決済代行サービスはキャッシュレス決済への対応の拡大や事業効率の向上に努めたことにより好調に推移し、マーケティングサポート事業も堅調に推移した。この結果、事業売上高は157億5500万円(同15.3%増)、セグメント利益は5億3600万円(同85.7%増)となっている。
 
eコマース事業は、オリジナル商品の開発や最適な商品調達ルートの開拓などに努めたものの、アウトドア・キャンプ商材において業種・業態を越えた競争が激化していることやブランドバッグ等の需要が回復していないことの影響を大きく受け、事業売上高は153億1900万円(同5.3%減)、セグメント損失は1億7300万円(前年同期は3億1300万円のセグメント利益)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230130595730.pdf