中広、2025年3月期決算を発表 経常利益は前期比4.8%増
株式会社中広は、2025年3月期通期の連結業績(2024年4月1日~2025年3月31日)を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :113億3200万円(前期比 10.7%増)
営業利益 :3億900万円(同 1.9%増)
経常利益 :3億2200万円( 同 4.8%増)
当期純利益 :1億6300万円( 同 15.1%減)
同社グループは、VC加盟社とともに「全国5,000万世帯に、地域フリーマガジンを直接お届けする」ことを中長期の経営目標としている。同連結会計年度は、直営誌として全国で6誌を創刊したほか、「ARIFT」は再編も含めて5版を増版し、前期末比376550部増となった。
また2025年1月には、自社開発の広告制作及びCRMシステム「C-Brain」に、AIによる効果的な広告制作機能を追加するシステム「CAI(解)」を実装し、データ分析による訴求力の高い広告制作や営業活動における業務効率の向上を推進している。
これらに加え、前年度下半期に連結対象となった株式会社関西ぱどの通年化の結果、売上高は113億3298万円(前期比10.7%増)となった。
利益面は、グループ既存メディアにおける紙代を含む印刷費や配布費の想定以上の上昇及び、『地域みっちゃく生活情報誌®』の新規発行・発行エリア拡充等による原価の増加要因があったものの、グループ一体となった事業推進による経営効率の向上により、原価率は改善した。
一方で、人件費の増加やシステム開発などにより販管費率は悪化した。これらの結果、営業・経常利益は前期比で増益となり、関西ぱどの株式を取得した際に生じたのれんの減損損失等を計上した純利益は減益となっている。
〈今後の見通し〉
2026年3月期の連結業績予想は、売上高132億円、営業利益4億円、経常利益4億1000万円、当期純利益2億4000万円となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250502530642.pdf