電通グループ、2021年2Q決算は営業利益が3倍増に 国内外で大幅な業績回復

株式会社電通グループは、2021年12月期第2四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
収益    :4927億1400万円(前年同期比 7.3%増)
営業利益  :843億8000万円( 同 193.5%増)
税引前利益 :631億0400万円( 同 96.4%増)
四半期利益 :389億9900万円( 同 98.1%増)

第2四半期連結累計期間においては、国内および海外全3地域において大幅な業績回復が見られ、売上総利益のオーガニック成長率は5.4%、売上総利益は前年同期比7.8%の増加となった(当第2四半期のみのオーガニック成長率は15.0%)。さらに構造改革およびコストコントロールの効果、固定資産売却益の計上などにより営業利益は同193.5%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同128.6%増となった。

国内事業については、デジタルソリューション領域が顧客企業のデジタルトランスフォーメーション需要などで好調を維持したほか、顧客企業によるマス広告出稿の回復、さらに統合ソリューションの提供拡大により、売上総利益は1880億2000万円(前年同期比5.5%増)となり、調整後営業利益も430億8400万円(同13.1%増)と増加した。
海外事業については、売上総利益のオーガニック成長率は、全体で6.2%。主要国別にみると、スペイン、デンマーク、カナダなどは大きく伸びたが、ロシア、ブラジル、インドなどは厳しい状況だった。売上総利益は、2528億2100万円(前年同期比9.7%増)で、調整後営業利益は309億8700万円(同76.7%増)と好調だった。