2015年の動画広告市場規模、506億円で前年比160%に サイバーエージェント調べ

株式会社サイバーエージェントのオンラインビデオ総研は27日、国内動画広告の市場動向調査の結果を発表した。株式会社シード・プランニング デジタルインファクトと共同で、ネット配信動画広告の年間広告出稿額を推計し市場規模予測を算出した。
それによると、2015年の動画広告市場は、スマートフォン向け動画広告需要の大幅な増加により、昨年対比 約162%の506億円に達した。スマートフォン向けの動画広告は、全体の46%に達する見込みで、翌年の2016年には過半数になると予測されている。スマートフォンによるユーザーの動画視聴時間は引き続き増加傾向にあり、若年層を中心に、さらに高まる傾向が見られるとのこと。
2015年の広告商品別 動画広告は、YouTubeなどのインストリーム広告が全体の7割を占め、2020年までその比率は同等で推移するという。一方で、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアにおけるインフィード広告の成長も急増しており、2015年は昨年対比331%の53億円に到達すると見込まれている。
動画広告は今後、2020年には2,000億円を突破する予測となっている。