大日本印刷、外国人向けデジタルサイネージ実験

大日本印刷株式会社は6日、デジタルサイネージ(電子看板)による訪日外国人向け情報サービスの実証実験を、仙台市内で行うことを発表した。実施期間は、2月9日~3月末。仙台市では3月以降に、国際会議などの開催が予定されており、多くの外国人の来日が予想されている。
DNPはすでに、仙台空港・仙台駅などに、多言語対応の地図や観光情報を搭載したタッチパネル式デジタルサイネージ「Will Smart」を導入しているが、今回新たに、小型タイプ(表示画面20インチ)を仙台市内の公共施設や商業施設、飲食店などに設置する。地図や観光情報は、日本語・英語・中国語・韓国語に対応する。スマホをかざすと、無線通信でURL情報を取得し、サーバにアクセスして地図を表示する。これにより、表示された目的地までのルート案内を見ることが可能。
今後DNPは、デジタルサイネージを活用したインバウンド向け情報サービスをトータルで提供して、2015年度に5億円の売上を目指す。