大日本印刷、台湾国内で、デジタルサイネージを活用した広告事業を開始

大日本印刷株式会社は、インストアメディア(POPやポスターなどの店舗内広告宣伝物)を利用した広告事業で台湾最大手のC2(偉嘉數位媒體股●有限公司 本社:台湾)と業務提携し、6月23日に台湾に進出している日本企業などを対象に広告配信事業を開始すると発表した。C2は、台湾の36箇所の百貨店や映画館などのロケーションに設置した280面のデジタルサイネージ向けに情報配信サービス「it’s not just TV」を展開しており、今回このデジタルサイネージのネットワークを活用して、広告を展開する。(●は、人べんに分)

「it’s not just TV」は、新光三越や統一阪急百貨店、台北101など、台湾国内の主要な百貨店に設置したデジタルサイネージに多様なコンテンツを配信。現在は36箇所の百貨店と映画館などに47~65インチの縦型ディスプレーを280面設置している。

近年、日本を訪れる台湾からの旅行者が大幅に増加しており、同時に台湾へ進出する日本企業も増えるなど、両国の交流はさらに活発になると予想されている。親日派の多い台湾では日本の企業や製品ブランドに対する人気も高く、今後ますます台湾への日本企業の進出が期待され、また日本企業による台湾での広告活動の活発化が予想されている。

そのなかでDNPは、台湾のインストアメディア事業最大手のC2と業務提携し、C2が運営する「it’s not just TV」を広告メディアとして、日本企業の広告配信を中心とする台湾でのプロモーション支援サービスを開始する。

今後、台湾へ進出する日本企業へ向けて当サービスを販売し、2016年度までに2億円の売上を目指す。また、台湾と日本の地方都市への直行便が増加する中、台湾の百貨店で開催される日本の物産展などのイベントと連動することで、製菓や酒造メーカー、観光客を招致する自治体や台湾進出企業などのプロモーションを支援します。