BEENOS、2025年9月期3Q決算を発表 前年同期比30.7%の減収ながら経常利益は42.0%増
BEENOS株式会社は、2025年9月期第3四半期の連結業績(2024年10月1日~2025年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :141億2300万円(前年同期比 30.7%減)
営業利益 :25億9100万円( 同 82.0%増)
経常利益 :21億500万円( 同 42.0%増)
四半期純利益:15億8000万円( 同 6.2%減)
Eコマース事業のグローバルコマース部門では、「海外転送・購入サポート事業(FROM JAPAN)」で従前より実施している積極的なキャンペーンによる増収効果が一巡し、前年同期と比較し厳しい環境ではあったものの、継続的なマーケティング施策の実施により流通総額が堅調に推移した。
既存のECサイトへのタグ設置のみで海外販売を可能にする越境購入サポートサービス「Buyee Connect」では、海外でも人気の高い商品を取り扱う国内企業への導入が進んだ。
同部門の「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」では、為替相場が不安定な中、ユーザーの需要が低下する状況が続き、流通総額が減少した。
また、日本企業の越境EC出店及び海外マーケットプレイスとのデータ連携等を支援する「クロスプラットフォーム事業」においては、同四半期に世界最大級の越境ECモール“ebay”へのブックオフコーポレーション株式会社の出店支援を開始するなど支援企業が増加し流通総額が伸長した。これらの結果、同部門の売上高は126億6000万円(前年同期比16.5%増)、営業利益は33億1800万円(同7.4%増)となった。
Eコマース事業エンターテインメント部門の「エンターテインメント事業」では、導入アーティストのライブイベントやコンサートの開催に伴い関連商品の流通が増加したことが牽引し、流通総額が増加。
また、同四半期にはエンターテインメント業界向けに特化したECプラットフォーム「Groobee」において、TOPPAN株式会社が運営する人気アニメ作品などのグッズを取り扱うオンラインストア“Fan-Xrossモール”の制作・運営サポートを開始するなど、導入企業が着実に増加した。これらの結果、同部門の売上高は12億8500万円(同31.8%増)、営業利益は5000万円(前年同期は営業損失1億500万円)となっている。
これらを受けて、Eコマース事業全体の売上高は139億4600万円(同31.1%減)、営業利益は33億6800万円(同15.3%増)となった。(前年同期には、譲渡済みであるバリューサイクル事業の金額が含まれている)
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250805530266.pdf