BEENOS、2025年9月期2Q決算は減収増益 経常利益は前年同期比95.4%増
BEENOS株式会社は、2025年9月期第2四半期の連結業績(2024年10月1日~2025年3月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :95億6500万円(前年同期比 40.5%減)
営業利益 :17億2400万円( 同 156.3%増)
経常利益 :12億6900万円( 同 95.4%増)
中間純利益 :8億4700万円( 同 269.6%増)
Eコマース事業のグローバルコマース部門では、「海外転送・購入サポート事業(FROM JAPAN)」で従前より実施している積極的なキャンペーンによる増収効果が一巡する中においても、継続的なマーケティング施策により会員の獲得が進み会員数が600万人を超える規模となるとともに、アクティブユーザーも増加し、流通総額が伸長した。
また、対応言語に新たにアラビア語を追加する等、サービス面での機能追加や改善により、ユーザーの利便性の向上を図っている。既存のECサイトへのタグ設置のみで海外販売を可能にする越境購入サポートサービス「Buyee Connect」では、エレコム株式会社の運営するECサイト“エレコムダイレクトショップ”等への導入が進み国内支援企業が増加した。同部門の「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」では、為替の動きが不安定な中、ユーザーの需要が低下する状況が続き、流通総額が減少した。
また、日本企業の越境EC出店及び海外マーケットプレイスとのデータ連携等を支援する「クロスプラットフォーム事業」においては、世界最大級の越境ECモール“ebay”への株式会社駿河屋が運営するホビー商品通販ショップの出店支援の開始や、クーポン等のマーケティング施策の実施により流通総額が増加した。これらの結果、同部門の売上高は85億6200万円(前年同期比22.6%増)、営業利益は22億4500万円(同14.9%増)となった。
Eコマース事業エンターテインメント部門の「エンターテインメント事業」では、エンターテインメント業界向けに特化したECプラットフォーム「Groobee」において、導入アーティストの大型ライブイベントの開催に伴い関連商品の流通が増加したことが牽引し、流通総額が増加。
また、株式会社ADKエモーションズの運営する中国最大手フィギュアメーカーの商品を販売するECショップ“Myethos Japan online store”の制作・運営サポートを開始するなど、Groobeeの導入企業が着実に増加した。これらの結果、同部門の売上高はは8億9700万円(同29.5%増)、営業利益は7900万円(前年同期は営業損失3500万円)となっている。
これらを受けて、Eコマース事業全体の売上高は94億5900万円(同41.1%減)、営業利益は23億2400万円(同25.3%増)となった。 (前年同期には、譲 渡済みであるバリューサイクル事業の金額が含まれている)
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250508534189.pdf