ファーマフーズ、2025年7月期3Q決算を発表 BtoC事業における医薬品等の販売が売上に寄与するも赤字に転落

株式会社ファーマフーズは、2025年7月期第3四半期の連結業績(2024年8月1日~2025年4月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :468億1700万円(前年同期比 0.8%減)
営業利益  :マイナス2億1700万円(前年同期 32億6600万円)
経常利益  :マイナス2億3100万円( 同 32億2300万円)
四半期純利益:マイナス11億2300万円( 同 18億5600万円)
 
BtoC事業においては、魅力的な新製品開発及びその魅力が伝わるプロモーション強化を目指し、顧客獲得効率指標のCPO及び収益性指標のLTVを重視する広告宣伝費の適正化を図りながら、広告宣伝投資を積極的に行った。

広告効率を維持しながらの新製品に対する顧客獲得拡大に成功したことにより、同第3四半期連結会計期間における広告宣伝費は108億2300万円だった。これは四半期として最大であった2023年7月期第1四半期に次ぐ、高い水準となっている。

この結果、2025年4月末時点のグループ全体の定期顧客件数は835053件となっている。同事業内、「医薬品・医薬部外品」の売上高は前年同期比8.4%増の303億3100万円。明治薬品株式会社が手がける「ラクトロン錠」「てんらい清流錠」「シボラナイト」「ヘルスパンC錠」など、医薬品新製品を中心に新規顧客獲得が好調に推移し、同社の定期顧客件数は前期末から2.9倍となった。
 
また、「ニューモ育毛剤」及び医薬品「ニューZ」をあわせ同セグメントの増収に大きく寄与した。その他製品群については収益性指標を重視し、広告宣伝費の抑制を行った結果、「サプリメント」の売上高は54億1900万円(前年同期比13.6%減)、「化粧品」の売上高は43億7300万円(同25.2%減)となっている。

これらの結果、BtoC事業の同四半期連結会計期間の売上高は407億2800万円(同0.8%増)で微増。広告宣伝費は281億4700万円(同16.1%増)を計上し、セグメント利益は5億9100万円(同82.2%減)となった。
 
このほか、バイオメディカル事業は売上高2億3900万円(同3.6%増)、セグメント損失2億7400万円(前年同期は3億1500万円の損失)で、BtoB事業は売上高58億3400万円(同10.3%減)、セグメント利益8億8200万円(同32.8%減)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250609585258.pdf