クラシコム、2024年7月期3Q決算を発表 経常利益は10億6100万円
株式会社クラシコムは、2024年7月期第3四半期の連結業績(2023年8月1日~2024年4月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :53億9800万円(─)
営業利益 :9億9800万円(─)
経常利益 :10億6100万円(─)
四半期純利益:6億9200万円(─)
※2024年7月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、2023年7月期第3四半期の数値並びに2024年7月期第3四半期の対前年同四半期増減率については記載なし
「北欧、暮らしの道具店」セグメントでは、マザーハウス「ERIKO YAMAGUCHI」とのコラボブラウス等、新たな成長戦略の一つとして取り組んでいるコラボ商品が好評。いずれのコラボ商品もほぼ完売となっている。定番アパレル商品も好調で、D2C売上の成長に寄与している。
また、初のオリジナルスキンケア商品シンボリックオイルインミストが累計1万本を販売する等、コスメ分野は売上成長を支える可能性のあるカテゴリとして順調に進捗している。このほかコンテンツパブリッシャーにおいては、“人生後半”をテーマにした新感覚のトークバラエティ「あさってのモノサシ」が好評。
これらの取り組みやエンゲージメントチャネルへの継続投資によって、エンゲージメントアカウント数は順調に増加し、公式スマートフォンアプリは、累計約362万ダウンロード(2024年4月30日現在)となっており、同四半期におけるアプリ経由の注文数は「北欧、暮らしの道具店」全体の約67%を占めている。
同セグメントのブランドソリューションドメインでは、YouTube、Instagramの動画や投稿で再生数を伸ばし商品のブランディングに貢献した森永乳業「パルメザンチーズ」との取り組み等、案件数・売上が順調に推移した。これらの結果、セグメント売上高は51億3413万円となっている。
「foufou」セグメントは、2023年8月1日に組織再編により事業を分離したうえで同社グループに加わったため、まずは安定した業務体制の構築を優先して運営を行っている。
具体的には、オフィス移転や物流・システムの移行、業績管理・在庫管理体制の構築、原価計算の適正化による価格設定の見直し、在庫健全化のための初のセールの実施等、これからの持続的な事業成長のための体制への移行を進めている。そうした中でも、デンマークの老舗ブランド「アルネ・ヤコブセン」の名作デザインとのコラボレーションや、国内の限られた職人にしか製造できないバッグ・ベルト等の革小物の販売、「ファブリック」として発売したオリジナルのジャガード生地、干支にちなんだスカジャンの完売など、定番商品に加え、新たな取り組みにより商品展開の幅が広がった。
また、foufouのクラシカルな装いに日本の自然・旅コンテンツを合わせた新たなショート動画は、通常の2倍以上の再生数を獲得し、外部スタイリストと海外モデルを起用したハイエンドな商品の世界観を表現する新コンテンツも好評だった。この結果、セグメント売上高は2億6426万円となっっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240612526966.pdf