クラシコム、2023年7月期決算は増収増益 経常利益は前期比13.8%増

株式会社クラシコムは、2023年7月通期の業績(2022年8月1日~2023年7月31日)を発表した。
 
【経営成績】
売上高  :60億6000万円(前期比 17.4%増)
営業利益 :9億6500万円( 同 14.7%増)
経常利益 :9億6800万円( 同 13.8%増)
当期純利益:6億9500万円( 同 23.9%増)
 
同社の運営する「北欧、暮らしの道具店」は開店15周年を迎え、15周年記念コンテンツの配信や、D2Cドメインにおける15周年記念商品の展開、送料無料キャンペーンなどを実施した。また、オリジナルブランド「KURASHI & Trips PUBLISHING」の新作商品等が好評で、売上高は好調に推移。このほか、2023年4月に同社を特集したテレビ番組が放送された反響などにより、春夏アパレルをはじめとした人気の定番商品、コラボ商品が好調だった。第4四半期にかけては、アパレルカテゴリにおける週末発売や豊富なサイズ展開、コスメカテゴリの育成等にも注力し、ユーザーの潜在的な需要に応える商品展開を行った。
 
これらの取り組みやエンゲージメントチャネルへの継続投資によって、エンゲージメントアカウント数は順調に増加。公式スマートフォンアプリは、累計約311万ダウンロード(2023年7月31日現在)となっており、同事業年度におけるアプリ経由の注文数は「北欧、暮らしの道具店」全体の約64%を占める。
 
ブランドソリューションドメインでは、パナソニック「はやうま冷凍」搭載冷蔵庫、ワイヤレスイヤホン「ambie(アンビー)」、アクティブウェア「DANSKIN」等、新たなカテゴリにおける取り組みを行ったほか、La CASTA「アロマエステ シリーズ」、積水ハウス株式会社との新たな取り組み等、新規顧客との新たなチャレンジと既存顧客からのリピート受注により案件数、売上高はともに堅調に推移した。
 
これらの結果、売上高はD2Cドメイン、ブランドソリューションドメインともに好調に推移し60億6083万円となった。利益面は、売上総利益が26億2804万円で、公式スマートフォンアプリダウンロード訴求のための広告施策等の結果、販売費及び一般管理費を16億6236万円(前期比17.1%増)計上したものの、営業利益は9億6568万円(同14.7%増)、経常利益は9億6814万円(同13.8%増)、当期純利益は6億9533万円(同23.9%増)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230913554066.pdf