クラシコム、2024年7月期2Q決算を発表　経常利益は7億1400万円

株式会社クラシコムは、2024年7月期第2四半期の連結業績（2023年8月1日～2024年1月31日）を発表した。
 
【連結経営成績（累計）】
売上高　　　：35億8300万円（─）
営業利益　　：6億5400万円（─）
経常利益　　：7億1400万円（─）
四半期純利益：4億6200万円（─）

※2024年7月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、2023年7月期第2四半期の数値並びに2024年7月期第2四半期の対前年同四半期増減率については記載なし
 
「北欧、暮らしの道具店」セグメントでは、初の試着会の開催やコラボ商品、定番商品に新素材を取り入れた「秋いちボトムス」の販売などを実施。試着会では今後の商品・コンテンツ開発における多くのヒントを得たほか、暖冬においてもアウターが完売するなどオリジナルブランドの新作商品が好調だった。
 
またコスメ分野は、初のオリジナルスキンケア商品「シンボリックオイルインミスト」の初回入荷分が1か月で完売するなど、売上成長を支える可能性のあるカテゴリとして順調に進捗している。このほか“人生後半”をテーマにした新感覚のトークバラエティ「あさってのモノサシ」も、幅広い世代から支持を得た。
 
これらの取り組みやエンゲージメントチャネルへの継続投資によって、エンゲージメントアカウント数は順調に増加。公式スマートフォンアプリは、累計約348万ダウンロード（2024年1月31日現在）となっており、同四半期におけるアプリ経由の注文数は「北欧、暮らしの道具店」全体の約67％を占めている。同セグメントのブランドソリューションドメインでは、YouTube、Instagramの動画や投稿で再生数を伸ばし商品のブランディングに貢献した森永乳業「パルメザンチーズ」との取り組み等、案件数・売上が順調に推移した。これらの結果、セグメント売上高は33億7774万円となっている。
 
「foufou」セグメントは、2023年8月1日に組織再編により事業を分離したうえで同社グループに加わったため、まずは安定した業務体制の構築を優先して運営を行っている。具体的には、オフィス移転や物流・システムの移行、業績管理・在庫管理体制の構築、原価計算の適正化による価格設定の見直し、在庫健全化のための初のセールの実施等、これからの持続的な事業成長のための体制への移行を進めている。そうした中でも、デンマークの老舗ブランド「アルネ・ヤコブセン」の名作デザインとのコラボレーションや、国内の限られた職人にしか製造できないバッグ、ベルト等の革小物の販売、干支にちなんだスカジャンの完売など、定番商品に加え、新たな取り組みにより商品展開の幅が広がった。この結果、セグメント売上高は2億569万円となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240313552714.pdf