ヒラキ、2023年3月期通期決算は減収減益 コロナ禍や円安による仕入れ原価上昇が影響

ヒラキ株式会社は、2023年3月期通期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :142億8800万円(前年同期比 6.0%減)
営業利益  :1億5500万円( 同 77.5%減)
経常利益  :1億8800万円( 同 72.8%減)
当期純利益 :1億1100万円( 同 76.1%減)
 
通信販売事業においては、家計応援キャンペーン、新生活応援キャンペーンの他、インフルエンサーを活用した販売促進商品のPR投稿、アプリ60万ダウンロード記念クーポンの配布等の販売促進施策を実施し、新規顧客の獲得および既存顧客の受注促進に努めた。
 
また、価格と品質を追求し累計販売足数80万足を突破した「ふわりっと」や、親子ルームウェア「ふわとろりモコモコ上下セット」「レディースビット付ローファー」等の中価格帯商品、高機能・お値打ち価格の「あったか極暖ラグ」など支持を得た商品もみられた。
 
しかしながら、春夏シーズンに発生した中国等の新型コロナウイルス感染症拡大による入荷遅延が受注に影響したほか、急激な円安による仕入原価の上昇に伴う価格改定が、物価上昇下での消費者の節約志向と相まって受注獲得に大きく影響し、結果的に売上高は78億3400万円(前期比10.2%減)となった。減収に加えて、急激な円安による仕入原価の上昇に伴い売上総利益率が低下し、セグメント利益は5億3200万円(同50.7%減)となっている。
 
このほか、店舗販売事業は売上高61億8500万円(同0.4%減)でセグメント利益1000万円(前期は損失2500万円)、卸販売事業は売上高2億6700万円(同2.4%増)、セグメント損失1700万円(前期は損失700万円)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230503558699.pdf