ポーラ・オルビスHD、2023年12月期1Q決算を発表 コロナ禍の影響から回復基調で売上高は約12%増

株式会社ポーラ・オルビスホールディングスは、2023年12月期第1四半期の連結業績(2023年1月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :421億3600万円(前年同期比 11.9%増)
営業利益  :45億4900万円( 同 137.9%増)
経常利益  :48億3200万円( 同 16.7%増)
四半期純利益:27億4300万円( 同 61.8%減)
 
国内、海外ともにコロナ禍の混乱からの回復を受け、売上高は前年同期比11.9%増の421億3600万円となった。また、営業利益は売上増加による粗利の増加により、前年同期比137.9%増の45億4900万円、経常利益は前年に計上した為替差益の影響により、前年同期比16.7%増の48億3200万円だった。これらの結果に加え、前年に計上した法人税等調整額の減少の影響により、四半期純利益は前年同期比61.8%減の27億4300万円となっている。
 
主要となるビューティケア事業の基幹2ブランドを見てみると、POLAブランドは、行動制限の解除による人流の戻りに加えて、新商品やエステの好調により国内全ての事業が前年を上回る実績で推移した。海外事業では特に中国でゼロコロナ政策終了後の回復に遅れが見られるものの前年を上回る実績を上げており、結果的に同ブランドは前年同期を上回る売上高・営業利益となっている。
 
ORBISブランドでは、直販チャネルは「オルビスユードット」の伸長やリニューアル発売したUVのスペシャルケア品による新規顧客獲得が進んで顧客数が前年超過となり、外部チャネルはECプラットフォームを中心に前年同期より大幅に伸長した。海外事業でも2桁成長を実現し、同ブランドの売上高は前年同期を上回った。しかしながら、売上増加に伴う販売管理費の増加の影響で営業利益は前年同期並みとなっている。
 
以上の結果、ビューティケア事業の売上高(外部顧客に対する売上高)は409億5000万円(前年同期比12.1%増)で、営業利益は43億5900万円(同115.1%増)だった。
 
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230427555267.pdf